耳の聞こえない両親と聞こえる息子の生活をリアルに描いた、万人におすすめの本をご紹介!

こども_紫陽花

  • 耳の聞こえない人・その周りの聞こえる人の生活って、どういうものか知りたい

この記事では、そんな方向けにおすすめの書籍をご紹介しています。


こんにちは!のいです。

最近、五十嵐大さんが書かれた本をいくつか読みました。

僕と同じCODA(耳の聞こえない親から産まれた、聞こえるこども)ということで、
共感点が多く、改めて考えさせられる内容でした。

CODAの人はもちろんですが、
聴覚障害者が周りにいないという方にも、ぜひ一度この本を読んでほしい!

きっといろんなことを感じるはずです。


ということで今回は、
五十嵐さんが書かれた書籍のうち、おすすめの2冊をご紹介します!


ろうの両親から生まれたぼくが
聴こえる世界と聴こえない世界を行き来して考えた30のこと


聴覚障害者の両親から産まれた筆者の、幼少期からの体験をまとめた本です。

考えさせられるポイントが多く、涙必至でした。。。

文中で特に共感したポイントを、いくつかピックアップしてご紹介します!


思いを伝えることの難しさ

CODAの人たちって、スムーズに手話できるんでしょ?
すごいね!!

こう思っている方多いと思いますが、それは全くの幻想です。

CODAが自ら手話の勉強をするということはあまりなく(特に幼少期)
最低限伝わるだけの簡単な手話しかできないということがほとんどです。

普段はそれでいいのですが、

  • いじめに遭っている
  • 進路の話
  • お金の話

こういった難しい話になると、自分の思いが伝えられず、
それが自分にとっても親にとってもストレスになってしまいます。。。

筆者もこの点で悩んだようです。。


これは何もCODAに限った話ではなく、
コミュニケーション自体に支障のない親子でも、
思いを伝え合わないという家庭は多いと思います。

が、「伝えたくても伝えられない」親子がいるということも認識すると、より視野が広がるかと思います。


ちなみに僕自身、手話の勉強を本格的に始めて両親と支障なく会話ができるようにになったのは、ここ最近の話です。


手話の勉強方法については別記事でまとめていますので、ぜひあわせてご覧ください。
【2021年版】全国手話検定試験に向けての独学勉強方法・教材本まとめ!

だれも知り合いがいない場所へ逃げたい


産まれ故郷の住人の方々は、ほとんどが自分の家庭環境を知っています。

いつまでも障害者の子供として見られるし、自分の中でもいつまでも普通の人間にはなれない気がしてしまう。。
そんな葛藤が描かれています。

僕もまったくその通りで、
そんな気持ちを払拭するため、ある日思い立ったように移住しました。


日本国内には22000人のCODAが存在する


この情報は知らなかったので、非常に驚きました。
複雑な家庭環境の人は、思っているよりもっと多いようです。

僕自身小さい頃は、

自分のような特殊な環境で育った人間は、
兄弟以外ほぼいないんだろうな

と思っていたので、びっくりとともに、どこか安心感も覚えました。

あ、僕は普通に存在して良い人間なんだ、と。。


最近SNSを始めたのですが(@noi26933060)、SNS上でもCODAの方がたくさんいて、
大人になった今やっと自分は1人じゃないんだと感じることができています。

周りからは望まれない出産だった


筆者の両親は、結婚後10年経ってやっと子供を産むことを許されたそうです。

「聴覚障害者の夫婦で、どうやって子どもを育てるのか?」
そんな一方的な意見によって、もしかしたら筆者は産まれてなかったのかもしれない。

とても悲しい話です。。



我が家は筆者の家庭ほど子供を産むことを制限はされなかったらしいのですが、
でも兄姉が産まれた時点でもう子供を作ることは反対されたそうです。

ただ、父の猛烈なプッシュにより、望まれないながらも産まれてきた3番目の末っ子が、僕になります。。

今となってはこの話も笑い話にできるくらいですが、この話をはじめて聞いたときは、
両親にものすごい感謝しました。下手したらぼくは、産まれていなかったので。。

しくじり家族


筆者の祖父が無くなった時に、親族一同が集まった時の話です。
先述した本とは違い、葬式の日の話にフォーカスした、より個々人の話が強い内容になっています。

こちらもまた、特に共感したポイントをいくつかピックアップしてご紹介します!


普通を擬態するようになった


心の底では自分は違う人間なんだと思いながらも、
それがバレないように、悟られないように「普通を擬態する」。

「普通を擬態する」という表現を筆者は多く使用します。

聞きなれない表現ですが、でも妙にしっくりきました。僕も全く同じったので。

よくぞ言ってくれました!


多かれ少なかれ、皆さんも普通を擬態したことがあるのではないでしょうか。

社会から取りこぼされる母を見て、いつも胸を苦しめられた


今と違い、便利なスマートフォンも無い時代。
社会の流れ、情報をキャッチすることができない両親は、いつも社会から取りこぼされていた。。

筆者はこのことにいつも胸を苦しめられていたそうです。


正直、うまいこと言ってお金をまきあげたりとか、そういう人間もいたはずです。

この本を読んで、
自分が両親を守らないと、という気持ちがより強くなりました。


まとめ


以上、五十嵐さんが書かれた書籍のうち、おすすめの2冊をご紹介しました。


これらの本を読むことで、

  • 両親・家族の存在
  • 産まれたこと
  • 生きていること

上記のような当たり前のことに、純粋に感謝できるようになると思います。

本当におすすめですので、騙されたと思ってぜひ読んでください!

ではでは!