- 中途失聴者のリアルを知りたい
- サウンド・オブ・メタルって面白いの?
この記事はそんな方へ向けて書いています。
こんにちは!のいです。
今回は映画「サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~」のあらすじ・感想をレビューします!
ある日突然耳が聞こえなくなったら、何を失いそして何に気付くのか。。
とても奥が深い、すばらしい作品でした!
ぜひ皆さんに見てもらいたいです!
それでは紹介していきます!
作品情報
2019年、アメリカにて公開された映画です。
第93回アカデミー賞で作品賞、主演男優賞など6部門にノミネートされ、編集賞と音響賞の2部門を受賞。
日本では2021年10月に劇場公開され、これまた大きな話題になりました!
おおまかなあらすじ
物語の主人公はドラマーのルーベン。
恋人のルーとロックバンドを組みアメリカ各地を転々としていたが、ある日突然聴覚を失ってしまう。
あまりに突然の出来事にパニックを起こし、コントロールが効かなくなるルーベン。
その姿を見たルーはルーベンのことを思い、ろう者を支援するコミュニティに入れることを決意する。
予期せぬ恋人との別れ。
失意のどん底に落ちるルーベンだったが、コミュニティでの交流を機に少しずつ”聞こえない”ということを受け入れていく。
ルーと過ごした”聞こえる世界”と、今のありのままを受け入れてくれる”聞こえない世界”。
2つの世界の狭間で、ルーベンはどのような生き方を選ぶのか。
これ以上はネタバレになるのでここまでにしておきます!
感想・評価
中途失聴のリアル
聞こえる世界から聞こえない世界へ。
“元々聞こえない”ではなく、”突然聞こえなくなった”という視点での苦悩が鮮明に描かれています。
そのリアルな描写に一役買ったのが音響です!
ルーベンが感じた「音のある世界とない世界」
これを視聴者もリアルに体験することができます。
ぜひ作品を直接見てみてください!本当にびっくりすると思います!
”聞こえない”ことはハンデではないというメッセージ
少しネタバレになりますが、、
聞こえない世界を少しずつ受け入れていくルーベン。
ただどうしても聞こえていたときの記憶・ルーとの思い出が忘れられず、結局人工内耳を埋め込む手術を受けます。
このことをコミュニティの長であるジョーに報告すると、ジョーは予期しない発言をします。
我々は聞こえないことを “ハンデ” ではなく1つの “個性” と考えている。
手術の結果、なんとか会話できるようになったルーベン。
しかしそこに待っていたのは、聞こえていたあの時と同じ世界ではありませんでした。
“聞こえるから幸せ、聞こえないから不幸せ”
そんなシンプルな話ではなく、人生において大事なものは他にあるのかもしれない。
こういうメッセージが込められていると、僕個人は感じました。
まとめ
以上、映画「サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~」のあらすじ・感想をレビューしました。
聞こえる人は
自分には関係ない話だ。。
こう捉えてしまうかもしれないですが、主人公と同じように突然聞こえなくなる日が来るかもしれません。
“聞こえる” ということが、どれだけ幸せか
改めて教えてくれるとともに、生きる上で本当に大切なものは何かを考えさせてくれる作品として、皆さんに強くおすすめします!
ちなみに、本作品以外にも聞こえない人を題材にしたおすすめ作品はたくさんあります!
気になる方はぜひ以下記事もご覧ください!
「耳が聞こえない」を描く映画・アニメ5選とお得な視聴方法まとめ!【手話学習にも!】
今日はこの辺で!ではでは!