こんにちは!のいです!
僕の両親は耳が聞こえません。
特殊な環境で育った方はもちろん、思春期があった人なら誰でも想像できるかと思いますが、僕が一番嫌いだったイベントが授業参観でした。
授業参観には、母もしくは父が来るからです。
家庭環境を話したことがない友達にも、両親が耳が聞こえないということが知られることとなります。。
ということで今回は、耳が聞こえない両親を持つ僕が一番辛かったイベント~授業参観~についてご紹介します。
授業参観が苦手だった理由
親以外にも手話通訳士が同行
授業参観が毎回憂鬱だった理由の1つがこれです。
どの家庭も母1人、もしくは母と父が授業参観に来るというのが普通かと思いますが、
僕の場合、母&手話通訳士の女性2人で来ることがほとんどでした。
あれ、なんで女の人2人なの?と言われることもありましたし、
あ。。。と一歩引く友達もいました。
そういう雰囲気になるのも、その雰囲気をどうにか取り繕う自分も嫌でした。
父はサングラス
授業参観には、たまに父も来ます。
父は耳が聞こえないだけでなく目にも障害を持っており、
右目と左目の焦点が合っていないため、ぱっと見でも何か変だな?ということが分かります。
そのため父は、人前に出るときはいつもサングラスをかけて登場します。
小学生の時なんかは特にですが、サングラスをかけた父をからかう友達ががけっこういました。
父は耳も聞こえないため、からかわれていることにさえ気づいていないのですが。。
僕は父のことが昔から大好きです。だからこそ、からかう友達がすごい嫌で。。
それなのに、その頃の僕はからかっている友達に対して注意したり怒ることができませんでした。
友達の親の対応
僕の中で特に嫌だったのがこれです。
僕の両親のことをからかった友達の親が
こら、そういうことは言わないの!すみませんね~。。
みたいに言ってくることです。
なんとも言えない表情というか、
触れてはいけない部分に触れてしまったみたいな。。。そういう対応がとても嫌でした。
僕の親が耳が聞こえないことに対して、そういう風に考えてるんだな~とか。
また複雑な気持ちになりました。
でも今考えると、友達の親もどういう対応を取るべきか難しかったと思います。
助けてくれた先生方
そんな中でも、学校の先生方はとても助けてくれました。
僕は3人兄弟の末っ子です。
兄・姉の担任の先生をした方もいて、僕の家庭環境について理解している先生が多かったです。
授業参観の際はあまり目立たない立ち位置に誘導してくれたりとか、色々な対応をとってくださいました。
本当に感謝感謝です。
まとめ
以上、耳が聞こえない両親を持つ僕が一番辛かったイベント~授業参観~についてご紹介しました。
当時は嫌でしかありませんでしたが、こういう経験があったからこそ色々な家庭環境に対して理解が出来るようになっているのかなと思います。
特殊な家庭環境の影響で、授業参観など親が出るイベントが嫌いだという方。
今は大変でも、その経験は将来大きな力になります。
辛いかもしれませんが、前を向いて頑張りましょう!
ではでは!!