- 耳が聞こえないため突然の緊急事態に気付けない
- 災害が起こるたび、耳が聞こえない親族・友人知人が心配
この記事はそんな方へ向けて書いています。
こんにちは!のいです。
聴覚障害者にとって一番怖いこと、それは「突然の緊急事態に気付けない」ことです。
実際、東日本大震災でも聴覚障害者の死亡率は全体と比べ約2倍だったそうです…
耳が聞こえない両親と離れて暮らす僕にとって、これは見過ごせない問題です。
そんな中、iPhoneの「サウンド認識機能」というものを知りました!
これは使える!ぜひみなさんに共有したい!
ということで今回は、
耳が聞こえない人におすすめの「サウンド認識機能」についてご紹介します!
聴覚障害者にとっての課題
こんな時、聴覚障害者は音による情報の不足により、命の危険にさらされています。
- 電車内にて緊急事態発生。隣の車両から叫び声が…
- 横断歩道にて。青信号のため歩き出すと、突然横から救急車が…
- 近所で火災発生。地域のサイレンが鳴り響く…
考えるだけで怖くなるよ…
そうですね。。
緊急事態時の音の重要性はとても高いのです…
課題をさらに掘り下げると、聴覚障害者が危険にさらされてしまう2つの大きな原因が見えてきました。
①突然の緊急事態に気付けない
聴覚障害者に緊急事態を知らせる方法として、テレビでの字幕放送や手話通訳など、様々な対応がとられています。
ただしこれは時間的に余裕がある場合の話。
外でいきなり緊急事態が発生した場合は、テレビや字幕放送での情報伝達は不可能です。
とにかく瞬時の対応が必要となります。
②聴覚障害者であることに気付かれない
聴覚障害者は特別な装備(車いすや白状)を持たないため、なかなか健常者と見分けがつきません。
その結果、誰からの手助けも声かけもなく取り残されてしまう可能性があります。
命に関わる瞬間まで全く気付かなかった、ということもあり得ます。
これらの課題を解決するには、緊急事態の発生を「瞬時に/自分自身で」察知することが必要になります。
そこで登場するのが、今回紹介する「サウンド認識機能」です!
解決策_サウンド認識機能について
サウンド認識機能とは、iPhoneに搭載されている聴覚をサポートするアクセシビリティ機能の1つです。
耳の不自由な方に変わり、サイレンやクラクションなど非常事態の”音”を検知し、スマホを振動させ知らせてくれます。
iOS14のバージョンからサポートされています。
Appleより「サウンド認識に頼ることをおやめください」と案内がある通り、あくまでも補助的なツールとなります。
検知可能なサウンドの種類
様々な種類の音を検知することができます!
冒頭で話した例で言うと
- 電車内にて緊急事態発生。隣の車両から叫び声が…
→ 叫び声を検知して通知 - 横断歩道にて。青信号のため歩き出すと、突然横から救急車が…
→ 救急車のサイレン/クラクション音を検知して通知 - 近所で火災発生。地域のサイレンが鳴り響く…
→ 地域のサイレンを検知して通知
このような形で、 瞬時に/自分自身で緊急事態を察知することが可能になります!
少しでも早い避難対応により、不測の事態を免れることができます!
サウンド認識機能の設定方法
以下の流れで設定することが可能です。
- 「設定」をタップ
- 「アクセシビリティ」をタップ
- 「サウンド認識」をタップ
- 「サウンド認識」をオン
- 「サウンド」をタップ
- 検知したい音の種類をオン
検知したい音を自分で追加できたりなど、カスタマイズも可能です!
まとめ
以上、耳が聞こえない人におすすめの「サウンド認識機能」についてご紹介しました!
耳が聞こえない人はもちろん、周りにそのような方がいるという人はぜひ、この情報を共有いただけるとありがたいです!
誰しもが安心安全に暮らせる世界になることを願っています!
ではでは!!