こんにちは!のいです!
突然ですが、僕の両親は障害者です。
父は耳と目に、母は耳に障害を持っており、小さい頃から手話で会話をしています。
そんな両親に昔から何回も言われた言葉があります。それは、
「耳が聞こえなくてごめんね」という言葉。
親がこんなで、普通の家庭に産んであげれなくてごめんと。。。
前に、「障害者は子供を作っちゃダメだ」という内容のニュースを見たことがあります。
障害が遺伝したらどうするんだ、という主張でした。
でも僕からすると、周りの反対を押し切ってでも僕を産んでくれた両親にはとても感謝しています!
また、仮に障害が遺伝していて僕の耳が聞こえなかったとしても、同じように両親には感謝すると思います。
だから、もう謝らないでほしい。。
僕の両親と同じように、子供に対して申し訳ないと思っている方は多いのではないでしょうか?
今回は、子供を持つ障害者の方々へ、
- 子供に謝る必要は全くない理由
- 障害者は子供を作っちゃいけない、に対して思うこと
を話していこうと思います。
目次
子供に謝る必要は全くない理由
色々な経験ができました
両親が障害を持っているからこそ、色々な経験ができました。
友達に馬鹿にされた経験も、周りに手話を見られて恥ずかしかった経験も。。。
たしかに、「なんで僕ばっかり・・・」と思うことは多かったです。
でもその経験があったからこそ、人を本気で馬鹿にしたり下に見たりすることは無くなったし、多少のことではへこたれない、強い心を持つことができたと思います。
また、親以外の聴覚障害者とも話す機会があったからこそ、多様な価値観を受け入れることができるようになりました。
今となっては、両親が障害者で逆に良かったと思っています。
手話という特技ができました
「手話」に日常的に触れる環境で育ちました。
小さい頃は手話の勉強をしていなかったので、綺麗な手話こそできなかったですが、両親が手話で会話している内容を読み取ることはできました。
そのおかげで、社会人になり手話の勉強を本格的に始めた時も、スラスラと頭に入ってきました。
特技がない、という人はたくさんいると思いますが、僕は自信を持って
「特技は手話です!」と言えます。
手話という特技を与えてくれて、本当に感謝です。
家族みんな仲良しです
僕の家族は、両親と兄弟3人の5人家族です。
奇跡的に兄弟全員障害を持っていないため、両親ができないことは兄弟で協力しながらサポートしてきました。
そのおかげなのか何なのか、僕たち兄弟は周りがびっくりするくらい仲が良いです。
兄とは2人でドライブに行きますし、姉とは一緒にディズニーランドに行ったりします(笑)
もちろん両親同士もとても仲がいいです。
喧嘩なんて皆無ですし、親同士仲が悪いとか、口数が少ない冷え切った家庭よりも1000倍良いです。
笑顔溢れる幸せな家庭で良かったな~と心から思います。
純粋に尊敬しています
就職や引っ越し、結婚など・・・様々なライフイベントがあるたびに、
これを耳が聞こえない状態でやっていたのか~と、両親のすごさに改めて気付かされます。
また、絶対大変だったはずなのに、子供たちにそれを全く感じさせなかったことに尊敬すら覚えます。
楽しくて優しくて、そんでもって精神的にも強い。あなたたちは最強なのか?笑
純粋に、人として尊敬しています。
謝るのではなくたくさんの愛情を!
- 色々な経験ができました
- 手話という特技ができました
- 家族みんな仲良しです
- 純粋に尊敬しています
これら以外にも、細かいものも含めるともっとたくさん、障害者の子であるからこそのメリットがあります。
なので!!親が障害者だからって、子どもに謝る必要は全くないです!
子供は親に感謝しています。
謝るのではなく、たくさんの愛情をかけましょうね!
障害者は子供を作るな、に対して思うこと
ここまでの内容を踏まえて、障害者は子供を作るな、に対しての僕の意見を。
実際に障害を持つ両親から産まれた僕からしたら、この意見はどう考えてもおかしいと思います。
確かに、障害を持った状態で子供を育てるのは大変でしょう。子どもに障害が遺伝するかもしれないし、多少のリスクは伴います。
でも、だからって、「障害者は子供を作るな」には結びつかないと思います。
子供を作るか作らないかは人それぞれの自由で、他人が否定するのは間違っています。
また、産まれてくる子供のためにを思ってこういう意見を言っているなら、それこそ間違っています。
現に、障害者の子供として産まれた僕は、今とても幸せなんですよ?
産んでくれたことに本当に感謝しています。
障害者の子供は不幸だって勝手に決めつけないでほしいですね。。。
障害がある子供を持つ親の方々へ
子供を持つ障害者の方々へ、
あなたの子供は幸せですよ!申し訳なく思う事は何一つないですよ!ってことを伝えたかったのですが、この記事を書きながらもう一つ伝えたいことが増えました。
それは、障害がある子供を持つ親の方々へ向けたメッセージです。
この子は、将来幸せに生きていけるのだろうか、、、
と将来を心配している方多いと思いますが、安心してください!
障害者だろうが何だろうが、大人になって子供を作って、幸せに生きていくことができるはずです!
僕の両親みたいに!
だから、子どもに対して申し訳ないなんて思わなくていいと思います!
まとめ
以上、
- 子供に謝る必要は全くない理由
- 障害者は子供を作っちゃいけない、に対して思うこと
についてお話ししました。
感情のおもむくままに記事を書いたからか、綺麗にまとまっていない部分もあるかと思います。
そこは大目に見てください(笑)
僕の経験・考えが、誰かの助けになればとても嬉しいです。
ではでは!!
現に、僕の両親は子供を作るのを反対されたそうです。